岩下国郎遺作展

 3月20日(日)、鹿児島市立美術館で開催された『岩下国郎遺作展』を観てきました。これ迄も氏の作品に接してきて構成力の確かさ、配色の素晴らしさを感じていたのですが、改めてその素晴らしさに感銘した所です。特に1980年から2000年ごろまでの、作品は計算し尽くされた構成とボナールを思わせる色彩は今でも色褪せてなく、質の高いレベルで輝いていました。写実全盛時代に、フォービックな描写は改めて形と色彩を感性に任せて描く気持ち良さを感じました。2000年以降は体調を壊されたという事で、2019年、満77歳という若さで逝去されたのがなんとも残念でなりません。しかし、岩下国郎という優れた作家は、今後も語り告げられる事でしょう。合掌!

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